寿都から札幌までの間、この旅を続けるべきかどうか悩んでいた。親切にしてくれた民宿のおばあちゃんがもし、私が原因で万が一コロナになってしまったらと想像する。今まで人との距離が近い宿は避けてきた。今の自分の行動は世情から見れば相当迷惑な行為だ。なら小樽に着いたらフェリーに乗って家へ戻るか、旅が終わったら次にやることははっきりし始めた、それをいまなら金がまだあるうちに始められる。戻って働いて、コロナが落ち着いたら小樽から旅を始められたら。こう考えているのはダメだ。進んでいない。
通る地域の人々のこれからを壊さないために、感染症対策は怠らず、無事家に戻る。結論は出た。
緊急事態宣言は延期されるだろう。道営の野営場閉鎖も続き、北海道にいる間は寝床の確保にずっと困るのだろう。公営野営場の豊富さ、北海道の魅力のひとつを今まったく感じることができないが、仕方がない。
寿都から天候に恵まれず、余市から札幌までは行ったことがあり写真があまりない。
鰊御殿
岩内の夕方、少しの晴れ間
曇りの神威岬
小樽の中心から外れたところ
明日も無事でありますよう、気をつけます。