自転車旅行に必要な物

齢20前後から、自転車での遠出に関心があった。数年考えていた間にその理由が分かった。自分は、連続した道、連続した一日で行ったことのない所へ行きたかったからだった。 所謂「自転車で日本一周」の分類になるこの遠出に必要な物はそう多くはなかった。色…

【127】高松-徳島市

どうやら今夜、台風が九州四国を通過するようだ。昨日も漫喫、今日も漫喫。徳島市まで進む。高松にあるうどんの有名店は朝から行列ができていた。人混みは避けねば。朝食は抜きとなった。さぬき市、東かがわ市を抜けて鳴門へ向かう。 徳島県と香川県の境に大…

【126】丸亀-高松

徳島から東京へのフェリーは。丁度徳島に着く日が休航のスケジュール。残りの日数は少ないが、急いで走るよりかは1日追加して中間を設けたほうがよさそうだ。今日のところは高松市までゆっくり走ろう。 丸亀城、見ないで進む予定だった。綺麗な石垣で有名な…

【125】東予-丸亀

目が覚めると船は東予港に接岸していた。下船開始から一時間で船から降りればよく、朝食を済ませてから下船した。下船板のでかい凹凸からくる衝撃で残っていた眠気は吹っ飛んだ。港を出てすぐは曇り空だったが、産業道路と呼ばれる大通りに出ると太陽光が雲…

【124】京都-大阪-東予

本来ならば四国へはしまなみ海道を経由して入る予定だった。しかし、大阪からフェリーで四国へ入り、徳島からのフェリーで東京へ戻り、家へ帰ることに決めた。 2日いた京都を離れるが、その前に平等院鳳凰堂へ行かなければならない。金閣寺でシャッターを頼…

【122・123】大津-京都

大津に着いたその夜は満喫で過ごし、朝に目覚めると疲労を真っ先に感じた。外は土砂降りの雨、しかし数時間後にはやむようだ。昼ごろまで外で待機して雨が止んだ頃、京都へ向かう。国道1号という自転車には不向きな道路が1番の近道。バンバン車が通る横をビ…

【120・121】鯖江-大津

無心で鯖江から大津まで移動した。約140kmも動いたのは初めてだ。

【117】輪島-志賀

月夜の漁火、船のエンジン音、消波ブロックに当たるでかい波の音。目が覚めたのは3時過ぎ。こんな時間にも散歩をしている人がいて驚く。 和倉で訪れたお祭り会館で、キリコ会館の割引券を頂いていた。9時から開館で時間はまだまだある。輪島港の周辺マリンタ…

【116】珠洲-輪島

能登半島の海は禄剛崎灯台を境に北を外浦、南を内浦と呼ぶ。内浦側は気候が穏やかで生活しやすく、外浦側は景勝地が多いが風が強く生活しにくい。冬はそれなりに雪が降るそうで、外浦は風が強く積雪がなく、内浦は膝下まで積もるらしい。珠洲から伸びる国道…

【115】能登-珠洲

大工さんと同じ4時半に起きる。天気予報だと朝から雨だが、まだ降っていない。女将さんが朝飯にとおにぎりを作ってくれた。昨日の夕食の余り、朝飯用に買ったパン、夜まで食料は買わずに済みそうだ。付近で熊の出没情報が出ているそうだ。金沢の東の山から熊…

【113・114】和倉温泉-穴水-能登町

日中は気温が高く夜は星空が広がるせいで、明け方の結露には悩まされる。中島と能登島の向田、どちらか選ばなければならない。中島には熊甲祭りの資料館があるのだが、能登島には行きたいのでお熊甲はまたの機会に、、今日も資料館へ行ってはまた留まってし…

【112】雨晴-七尾・和倉温泉

4時ごろ目が覚め、寝ぼけ眼で海を見るとまだ星が残り船の灯りが散らばっていた。今日は石川県へ入る。 道の駅氷見の公園にある展望台。スマホ撮影用のスタンドがあったが見事に逆光。 富山湾岸サイクリングコース。全長は100kmを超える長いコース。青い導線…

【111】富山-越中八尾-雨晴

おわら風の盆。富山といえばこのお祭りということだけは家を出る前に調べていた。越中八尾にこの資料館がある。連日のこの暑さで八尾まで自転車で行くのはしんどすぎるので、速星駅から八尾駅まで電車を使う。 資料館の開館は9時で、八尾駅に着いたのは8時半…

【110】魚津-富山

秋田から気付けば700km、整備をしなければ。快活を7時過ぎに出て、日陰と水場のある場所を探し、滑川のスポーツ広場に辿り着いた。ここまで約5700km、FDのワイヤーが少しほつれ、右ブラケットカバーが裂けてしまった。走行感に異常は感じられないが、一度ど…

【109】朝日-黒部峡谷・欅平-魚津

久しぶりに夜明け前に目が覚めた。寝袋から出ていた部分が見事に痒い。先に進まなきゃならないが、黒部峡谷に伸びる線路が気になって仕方がない。こういう時は行くに限る。出発する前に、局留めされている北陸マップルを受け取らねばならない。9時過ぎ、まだ…

【108】上越-朝日

長野県大町から国道148号を北上すると白馬、小谷を通り抜け糸魚川に繋がる。そこより西、金沢以外は行ったことがない。長野への分岐を過ぎた所から色々行奴は後半に入る。 交通量が多く路肩が狭い国道8号に沿う様に、久比岐自転車道が上越から糸魚川まで繋が…

【106・107】新潟市-寺泊-上越

新潟県は実家から近く、且つ会社員だった頃に訪れた地域が多い。佐渡島から新潟市に戻り、糸魚川までの区間は昔を懐かしみながら進んだ。 小学生の頃、臨海学校で訪れた寺泊。あの頃はただ海の近くに来たって言う意識だけだった。国道沿いにある魚市場、欲し…

【105】佐渡島 相川-両津港-新潟市

両津港の南には朱鷺の森公園がある。そこへ行きたいが、大佐渡を回って一周もしたい。結局一周し、朱鷺の森公園の閉館時間に間に合わなかった。めっちゃ残念、一周しない方が良かったのでは... ということで出港までの写真をば。水洗いしたタオルを干してい…

【104】佐渡島 沢崎-たたこう館-相川

佐渡島は和太鼓プロ集団、鼓童の活動拠点。鬼太鼓座という団体から分岐し、世界各国で演奏もしてきたすごい集団。小佐渡左下、小木の山中に「佐渡太鼓体験交流館」略してたたこう館という施設がある。そこで行われておる太鼓体験会に参加したいのだが、ウェ…

【103】佐渡島 姫川-沢崎

海に反射する朝日が眩しくて目が覚める。眠気がぶっ飛ぶ綺麗さだ。北陸は今日か昨日か梅雨明けした。天気は快晴、朝からゲンナリする暑さだ。熱中症、脱水症状だけには気をつけなければ。 キャンプ場を出発してすぐ、片野尾八十八ケ所と棚田の看板を見て足が…

【102】新潟市-佐渡島・姫川

佐渡汽船のカーフェリー12時35分の便で佐渡島へ渡る。それまで洗濯やら食料買い足しやらを済ませ、フェリーターミナルに大体1時間前に到着した。自転車をそのまま持ち込む場合、大きいターミナルビルの隣の小さい車両受付棟に行かなければならなく、知らず間…

【100・101】鶴岡-笹川流れ-新潟市

家を出てから100日経った。その日は移動するだけの日になるだろうと思っていたが、山形を超えて新潟に入り、笹川流れの夕日を見れたのはきっと切りが良い日の偶然だろう。 翌日は快晴で30℃越え、選んだ道に路肩がなく、貨物車がバンバン通り走りづらい。ツー…

【99】にかほ-鶴岡

薄暗い朝4時、テントは湿気っぽい。撤収したいが、両隣のテントはまだ動きを見せないので6時ごろまで待つことに。ようやく動きを見せたので撤収し、管理人さんと話して三崎公園を後にする。 出発して30秒で山形県に入った。県境近くには2箇所寄るところがあ…

【97・98】秋田市-にかほ・県境

今回は漫画を読まず、用事を済ませて眠りについた。今夜は雨が降る。それまでにある程度進んでテントを張るか、屋根のある良さげな場所を探さなければ。ということで今日は移動がメイン、国道7号を南下する。 下浜サンセットラインという新しげな道路からは…

【96】潟上-秋田市

日光と暑さで4時半に起きる。夜の最低気温が18℃前後となると、雨予報でもない限りテントを設営するのが嫌になるくらいだ。5時半には撤収し、7時ごろまで写真整理等を済ませる。 昨日地元民と話した道、実は経路から外れていたことに気づく。話しかけてくれて…

【95】八森-潟上

不眠+五等分は3日掛かりでようやっと良くなった。それでもまだ頭の中は五等分が残っている。白神山地へ行った日の記事は写真のみだが、後ほど追記するということで... 昨晩は八森の公園の東屋で過ごしたが、朝4時に起きたら散歩勢がちらほら、まだ起床時間で…

【93・94】弘前-鯵ヶ沢-八森

昨晩、五等分の花嫁を朝まで、最後まで読んでしまい、寝てない。頭の中が五等分で埋め尽くされながらなんとか鯵ヶ沢の海浜公園まで辿り着き、そこで野営。一花めっちゃ魅力的。 その翌日はよく眠れ、頭も回復したがまだ五等分が離れない。そんなこんなで秋田…

【91・92】青森市-西目屋・白神山地-弘前

【90】三内丸山遺跡

5月下旬、イコモスが「北東北・北海道の縄文遺跡群」は世界文化遺産に記載が適当、とユネスコ世界遺産委員会に勧告した、というニュースで盛り上がっていたのは覚えている。 我が国の推薦資産に係るイコモスによる評価結果及び勧告について | 文化庁 歴史で…

【89】函館-青森市

夜行フェリーは航行中デッキへ登れず、白んだ空に遠くなる北海道を見ることはなく雑魚寝で寝落ちした。下船アナウンスで目が覚める、まぁそんなもんだろう。青森までのフェリーはブルー○○で4種類あり今回はブルールミナスだった。船内にはシャワールームやキ…