【49】大成-寿都

朝5時、風は弱まり、雨も降っていない。やっとここから動ける。

 

せたな町へ向かう道を海側にするか山を超えていくか悩んでいたが、結局海側に決めた。

出発してすぐに太田神社が見えた。日本一危険な神社としてよく紹介されている。f:id:RSSHAKE:20210525160152j:imageその理由は参道が急斜面の山道だからだ。入り口の階段には上からロープがおろしてある。登った時の景色は良いが、今日は曇りで昨日は雨、入り口に橋が壊れているとの看板がある。f:id:RSSHAKE:20210525160218j:image元々登る予定はないので、入り口の賽銭箱へお参りし、少し離れた拝殿に一礼して出発した。

 

雨が降りはじめ、レインウェアを着て走る。当然カメラは取り出せず、ただただ走るだけ。そしてようやっとせたな町につき、銭湯に入る。昼ごろまた動き始め、目的地であった島牧の道の駅までやってきた。まだ雨は降り続く。建物的にテントはダメそうだ。この先にある2つの野営場に希望を託すが、どちらも緊急事態宣言で閉鎖、ロープがガチガチに張られている。寿都(すっつ)まで行くしかない。長い登坂の始まりから雨足は増し、体温が下がる。やっと18時30分ごろ寿都につき、近くの民宿に電話する。素泊まりならOKの返事をいただけた。本当によかった、この時、雨具はただの上着になっていて、服はびしょ濡れ。

 

110km走行した。しかしその距離にも関わらず、写真は撮れない、疲れる、何も収集がない。雨の日にこんな距離走ったのがいけなかったのだろうか。

 

民宿の方はとても親切にしてくれた。日本を周った人が、後々民宿やライダーハウスを開くという話はきっとこういう経緯が一つあるのだろう。本当に嬉しかった。しかし引っかかるものを感じ、部屋で座ってしばらく考える。

やはり70-80kmあたりで上限とするのがいい。明日も無事でありますよう、気をつけます。f:id:RSSHAKE:20210525160305j:image