【36・37】八戸ーおいらせ

狭い部屋での快適な朝。5時に目が覚めた。ホテルニューシティ八戸は建物こそ古いが、素泊まり3300円で安い。部屋は万人受けしなさそうだが、私にとっては最高の宿だった。

宮古でストップした日からブログを投稿してなかったので、近くの図書館で片付ける。32GBのSDが容量不足で写真が撮れない。この容量だと大体1ヶ月ちょいで満杯になる。ちょうどいい感じだ。

ショッピングモールを覗き、ネットカフェに入る。陸奥横浜と尻屋崎を行く候補として決めたが、むつから尻屋崎へ行ったらその日のうちに大間岬には行けそうもない、どうしたものか。答えは出ず、とりあえず陸奥横浜を目指す事にして、ブログ管理と大間からのフェリーを調べて寝た。

 

朝6時にネットカフェを出て蕪島へ向かう。この旅始まって久しぶりの追い風、とても楽だが、同じ道を戻るのでそれまでに止んでくれないかと思うが絶対にそうならない。

 

蕪島ウミネコの繁殖地として1922年に天然記念物に指定され、すごい数のウミネコが島やその周辺にいる。f:id:RSSHAKE:20210511203444j:imageこういう場所は日本に10箇所くらいしかなく、ここは一番近くで繁殖を見ることができるらしい。五月は彼らが営巣、産卵する時期で、斜面の芝や神社への階段横には卵を暖めているウミネコがたくさんいた。6月頃に雛が生まれ、8月には島を去っていくそうだ。f:id:RSSHAKE:20210511203532j:image

島の上には蕪嶋神社が建っている。6年前に火災で全焼してしまったが、その4年後に再建された。とても早い再建に驚いた。

神社の開門は8時45分、あと1時間半もある。風が強く、それを凌げる建物もない。いつ降ってくるかわからないウミネコの糞に怯えながら写真を撮り、そのあとは自転車の整備をした。神社の入り口には糞避けの傘が置いてあるがほぼ壊れていた。

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開門し階段を登る。鎌倉時代流罪できた者が、江ノ島を彷彿とさせるこの島に神を祀ったと社伝に書いてある。江ノ島には江島神社があり、蕪嶋神社に祀られているのも同じ弁天様だ。

おみくじを引く。いつも通り末吉だ。

 

蕪島を後にして、向かい風の中八戸市街地へ戻る。ここ以降函館までは大きな市街地はなく、ちょうどアウトドア用品店があったのでバーナー用の風防を買う。ネックウォーマーを買おうか迷ったが、やめた。

 

今日の目的地はおいらせ町にあるキャンプ場。遠くないのでゆっくり走る。市街地を抜け県道19号を北上していくと、海側に工場、反対に海上自衛隊基地というごつい道になる。

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キャンプ場には14時ごろ着いた。まだ走れるが、今日はもうやめ。テントを張って波打ち際を眺める。南に八戸市街地、その奥には山が聳え立つ。自宅はもう遥か向こう。

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久しぶりのパスタがうまい。風防は役に立ってくれそうだ。

 

明日も無事でありますよう、気をつけます。

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