【113・114】和倉温泉-穴水-能登町

日中は気温が高く夜は星空が広がるせいで、明け方の結露には悩まされる。中島と能登島の向田、どちらか選ばなければならない。中島には熊甲祭りの資料館があるのだが、能登島には行きたいのでお熊甲はまたの機会に、、今日も資料館へ行ってはまた留まってしまう。

昨日は温泉宿群を見ることなく通り過ぎたが、洗濯の合間に通りを歩いてみると高層宿が並んでる。この連休で満室の様だ、賑わってらっしゃる。湧浦転じて和倉、高級温泉街で有名らしいが、泊まることはきっと無いだろう。f:id:RSSHAKE:20210727080118j:image

能登島大橋を渡る。f:id:RSSHAKE:20210727075947j:image

レジャーで賑わう能登島と聞いてはいたが、まだその雰囲気は感じられない。大橋から入ってすぐに須曽蝦夷穴古墳がある。1km程坂を登ると大きな墳丘があり、復元された2つの石室の中に入れる。墳墓の周りを歩いているとトンビがすぐ横を飛んでいった。f:id:RSSHAKE:20210727080043j:image
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向田は能登島の中央にある。本来ならばそろそろ火祭りが近くなって準備が慌ただしくなる頃らしいが、今年は何もない。伊夜比咩神社から真っ直ぐ進むと火祭りセンターという施設がある。この広場に能登一大きい松明が燃える、その芯材のオオギはどこで漬けられてるんだろうか。f:id:RSSHAKE:20210728064417j:image
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のとじま水族館は向田からすぐ北にある。連休中で入場規制がかけられており、駐車場は車でいっぱいだ。入る予定はなかったので看板だけ。
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水族館を過ぎると、深く入り組んだ岸を通る。箱名入江と呼ぶそうだ。海のすぐ近くに田んぼがあるこの光景がやけに頭に残る。
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能登島を出るときのツインブリッジを撮り忘れ、そのまま穴水町へ入った。途中、あき竹城に似ているおばちゃんから飴を頂いた。久しぶりのハッカ飴、やっぱり美味い。おばちゃんは去り際に私は輪島の人だよと大声で言い残して先へ行った。今までずっと穴水をアナスイと呼んでいたがアナミズだった。漫画の読みすぎだ。
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穴水町の広場まで辿り着いたが、これ以上進める気が起きない。近くの銭湯で風呂を済ませ、ここで夜を越す。
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バッテリーがもうすぐ空だ。しかしいつも使うネットカフェは能登半島には無い。あるのは高級宿か民宿、もうすぐ能登でインターハイが行われるらしく、問い合わせる民宿から返ってくる答えは満室。そんな中、町を外れたところにある民宿さんから空室の答えが。今日も長くは走らない。

穴水を出て、国道ではなく海岸沿いの能都穴水線を走る。登じゃなく都なのが気になったがどうやら旧地名らしい。緑一杯の田んぼの向こうには海と能登島。岩手の綾里を思い出させる様な光景に足が止まる。
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海岸沿いの半分ほどに、もう使われていない駅があった。のと鉄道の甲(カブト)駅。こんなとこに鉄道が走っていたのか。穴水から蛸島という珠洲の先の方まで走っていたそうだ。
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海岸沿いを抜けて能登町に入った。どうやらテニスの町らしい。町に入ってすぐ、日本最大級の室内テニスコートがある。ここでインターハイソフトテニスが開かれるそうだ。能登町の博物館や民族資料館を見ようと思ったが全て休館日、仕方がないので民宿近くの公園で写真を整理して時間を待つ。
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久しぶりの民宿、北海道以来。地元の名酒竹葉が書かれた看板が目を引く。主人の奥さんが出迎えてくれ、素泊まりだったので飯の心配をしてくれた。和室の部屋は憧れる。ひぐらしの鳴き声が響く和室以上に落ち着く場所は多分無い。気づいたら1時間近く寝ており、女将さんのノックで飛び起きる。町の方の食事屋さんやらを教えていただいた、寝ぼけでもしっかり頭には残るものだ。
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結局飯はスーパーの食料品。これでいいのだ。ここは能登町の宇出津(ウシズ)という場所で、あばれ祭りが7月の第一土曜日に行われる。町にはその資料館的なものはなく、なので民族資料館を...の予定だったのだが。まぁ仕方がない。条件に恵まれれば、宇出津港から北アルプスが見られるそうだ。しかしそれは悪天候の兆し。
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雲のかかった夕日は久しぶりだ。町を散策しながら写真を撮り、宿へ戻る。民宿には私以外に大工さんが泊まってた。翌日の算段をし、布団を敷いて秒で眠った。そういえば、2週間近く毎日移動している気がする。

明日も無事でありますよう、気をつけます。

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