【108】上越-朝日

長野県大町から国道148号を北上すると白馬、小谷を通り抜け糸魚川に繋がる。そこより西、金沢以外は行ったことがない。長野への分岐を過ぎた所から色々行奴は後半に入る。

交通量が多く路肩が狭い国道8号に沿う様に、久比岐自転車道上越から糸魚川まで繋がっている。国鉄時代の北陸本線の廃止された区間を活用してできた道だそうだ。久比岐凛という、頭がでかい萌えキャラが目立つ。元々線路なので平坦で走りやすい。休憩所や給水箇所が多く設置してあり、複数箇所でレンタサイクルもしている。この海沿いを夕日を見ながら走るのは相当気持ちがいいだろう。f:id:RSSHAKE:20210721075138j:image
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快適な約30kmを走り終え、糸魚川に着いた。ヒスイやフォッサマグナミュージアム、聞いたことのある言葉だらけだ。それもこの分岐を進めば終わる。いよいよ半分、折り返しだ。f:id:RSSHAKE:20210721081027j:image

新潟と富山の県境、親不知・子不知。路肩狭い、ダンプめっちゃ通る、坂、難所としてよく紹介される場所だ。富山へ行くにはここを通るしかない。おそらく開始地点と思われるところで写真を撮るが、本当に狭い。

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自転車1台が路肩にギリギリ収まるくらい、海側に至ってはそれすらない。現在2箇所で片側交互通行規制がされており、おかげで坂のきつい箇所は比較的安全に走れる。時折トンネルから見える海と崖が綺麗だが、よそ見をすると本当に危険だ。ようやっと小さな展望台がある駐車スペースまで着き一息つける。
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天険、非常に険しい地。明治天皇が北陸を巡幸した際にはこの海岸沿いを避けて山間の悪路を通った。(この巡幸は2年がかりだったらしい。)そこから親不知の道路建設が始まった。現在の旧道(天険親不知線)、国道8号北陸道、そして海岸沿いの険しい道、四世代の道路を一望できる東屋が旧道にあった。親子でさえ、ここを通る人間は他を顧みてはいけない、それが親不知・子不知の一説。

東屋の隣にはウォルター・ウェストンの全身像があった。宣教師であり登山家でもある彼の碑は上高地にもある。北アルプスを登り、その内容を記した本を出版したのは大体1900年頃。上高地で働いていた時、最初に覚えた人だった。ここが北アルプスの起点として、親知らずにも訪れた様だ。上高地以来、お久しゅう3年ぶり。
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親不知を超え、富山県に入った。道沿いのドライブインで風呂を済ませ、目星をつけいていた海岸沿いへ進む。キャンプ場があったのだが、事前予約必須、現時刻は18時。先へ進んだところに良さげな東屋があり、ここで野宿となった。新潟からずっと夕日を見てきたが、今日はとびきり綺麗に見える。海に太陽が沈む間際、能登半島の形がはっきりと見えた。あそこへ行くのは何日後になるだろうか、いやしかしでかい。

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明日も無事でありますよう、気をつけます。f:id:RSSHAKE:20210722183655j:image