【95】八森-潟上

不眠+五等分は3日掛かりでようやっと良くなった。それでもまだ頭の中は五等分が残っている。白神山地へ行った日の記事は写真のみだが、後ほど追記するということで...

昨晩は八森の公園の東屋で過ごしたが、朝4時に起きたら散歩勢がちらほら、まだ起床時間で勝てそうにない。朝飯を作り、日が強くなり始めた頃出発する。f:id:RSSHAKE:20210708084134j:image

とりあえず風呂に入らなければ。7月、東北といえど晴れれば気温は20℃以上になり、汗は嫌でも出てしまう。能代市のスタジアム近くにある温泉へ1時間ちょっとで到着し、風呂を済ませる。水風呂締めがベストな季節になった。f:id:RSSHAKE:20210708084153j:image

スーパーで食材を買い足し、能代中心街へ走る。能代七夕、天空の不夜城はコロナで中止。1ヶ月後だけど、もし開催だったら祭の雰囲気が感じられたであろうが、仕方がない。f:id:RSSHAKE:20210708084222j:image

能代駅で情報を集める。能代七夕といえば、高さ約24mの城郭灯籠が目を引く祭、駅にはその縮小版が展示されている。後で調べると、海沿いの火力発電所にねぶながし館があったのだが、知らず通り過ぎてしまった。ちなみに能代はバスケの街で、能代工業高校はバスケの名門らしい。選手権58回優勝は強すぎる。f:id:RSSHAKE:20210708084243j:image
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海沿いには広い防風林、風の松原がある。せっかくなので近くを走ってみようと西へ。押しが強い看板を見つけた。サイクリング・ランニングコースが整備されており、日差しが強い今日でも木陰が多いおかげか、運動している人が多かった。f:id:RSSHAKE:20210708084506j:image
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男鹿半島、ナマハゲは超有名秋田名物で、なまはげ柴戸祭りというものがあるのだが、冬が本番なのである。ということで八郎潟へ向かう。国道を南下すると、直線の県道に繋がる。路肩が超狭く、信号がないので乗用車のスピードが高速道路かと思うくらい速い。恐怖しながら道の駅大潟に着いた。f:id:RSSHAKE:20210709082941j:image

「潟」の文字は都道府県覚えたてで絶対苦労する漢字。内湾とか浅海が砂州とかで切り離されてできた湖を指し、lagoonで表現される。北海道のサロマ湖も潟。八郎潟は琵琶湖に次ぐ大きさの湖だったが、干拓され今の状態となっている。

道の駅には干拓博物館が併設されており、干拓技術、当時の入植者について等様々な展示がある。こんなでっかい湖を陸地にして農地を開発した背景には、戦後の食糧不足、農家の次男以後増加による働き口不足があった。当時の干拓先進国がオランダであること初めて知り、開発に於いては技術支援も受けていた。その技術支援に至るまでの歴史は、第二時世界大戦まで遡る。f:id:RSSHAKE:20210709083129j:image
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干拓地域は大潟村となり、ここを衛星写真見ると、住居区画と圃場区画が分離している。圃場区画まで入り込んではいないのだが、ツーリングマップルには「ここは日本か?」という書き込みがあるので、きっと驚くような景色が広がっていたのだろう。

道の駅を出発して八郎潟沿いに進むも、草木で潟は見えない。やっと防潮水門まで来たところで景色が開ける。f:id:RSSHAKE:20210709083203j:image
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次の道の駅てんのうまで走り、今日の寝床を考える。ここでもよさそうだが、敷地が広く人が多い。もう少し先まで行けばよさげなところがありそうだ。先に進み始めたところで、地元民に声を掛けられる。御子息さんが私と同じことを過去にしていたことがあるようで、声をかけてくれた。泊まる場所の話をいただいたが、このご時世なので丁重にお断りした。何故か赤飯とトマトをいただいた。「んだ」という相槌を初めて耳にした。この先にあるセリオンタワーは必見という情報をいただき、なぜか御子息さんと電話をして別れた。優し気な声色な御子息さんであった。

先に進もうと思ったが、引き返すことにした。夕方には使われなくなる場所に、暗くなったら寝袋を敷く。それまでに夕日の道の駅を撮って回る。f:id:RSSHAKE:20210709083354j:image
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明日も無事でありますよう、気をつけます。

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