【60】天塩-稚内

日の出は遂に3時台になり、夏が近づいたことを感じるが、ここの気温は5℃くらいでとても寒い。

カメラの標準ズームレンズのフォーカスが動かなくなってしまった。扱いの荒さがいけなかったのだろうか、それとも湿気なのだろうか、残念でならない。

 

曇り空に点々と青が見える。風は追い風、これから60km近く続くオロロンラインを走るには、いい条件なのかもしれない。道の駅まで戻り身支度を整えて、分岐に入る。豊富町も見たいが、今回はごめん。f:id:RSSHAKE:20210604095717j:image

オトンルイ風力発電所が近くなってきた。風車は28基もあり、発電した電力は約17km離れた幌延の変電所に送電しているようだ。4基毎に赤い風車が置かれていると思ったら違う様だ。風車の下で見上げると、走りながら感じたのとは異なる迫力がだった。

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風車群を過ぎるとガードレールや路肩表示もなくなり、原野に敷かれた道だけの区間に入る。どんよりな雲が広がる中ここを通る。左手には利尻富士日本海、右手には野原が広がる光景が約10kmも続く。ここまで来れてよかった。f:id:RSSHAKE:20210604095942j:image
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いくつかの駐車帯を超えると抜海(ばっかい)にたどり着く。ノシャップ岬へ行くか、丘陵を越え稚内中心地へ行くか。もちろんノシャップ岬の方を行くが、中心地への分岐道はエグい坂をしていて興味だけはそそられる。f:id:RSSHAKE:20210604100010j:image

岬への道中にはカエルの置物が多数ある。無事にここから帰って欲しいとの地域の人の思いなのだろう。ノシャップ岬のイルカモニュメントにはめられた時計は時刻がずれていた。f:id:RSSHAKE:20210604100046j:image

稚内市街地までは向かい風。北防波堤ドームは以前野宿する人が多いらしかったが、今は禁止の張り紙が柱に貼られている。f:id:RSSHAKE:20210604100600j:image
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ライダーハウスがあるらしい。避けてきたが、これからは利用せざるを得ない場面が出てくるはずなので、初めて利用することにした。

ライダーハウスみどり湯」30年近く続く、最北のライダーハウスのようだ。今日は自分以外にも結構人がいた。地元の方もいて、食べ物を焼いていた。f:id:RSSHAKE:20210604100231j:image昨日会った人ともここで会い、黄金岬で自分を見かけたという人とも会った。こういう偶然を楽しめる場所がライダーハウスなのだろう。黄金岬で一緒だった方は、礼文島へ行ったそうで、そこで撮れた写真を見せていただいたが、とても美しい写真が一枚、強く印象に残った。

明日も無事であります様、気をつけます。f:id:RSSHAKE:20210604101004j:image