今日で家を出てから一ヶ月経ったと家族からLINEが来た。そういえばそうだった、支度して宿を出る。疲れが残っていて先へ進める自信がない。野営候補地をマッピングしていたので、今日は宮古を見て回る事にした。
宮古には浄土ヶ浜がある。そこへ行く途中にラウンドアバウトがあった。
これは欧米によくみられ、岩手県には二箇所しかないようだ。適切な交通量ならば渋滞も抑えられ、大きな事故を抑制できる効果があるが、過剰な交通量だとかえって渋滞が頻発する。
浄土ヶ浜に着いた。祝日なので人が多い。コロナじゃなかったらもっといたのだろうか。
「さながら極楽浄土の如し」と言われたこの光景、極楽浄土は見たことがないが、岩の白さが際立っていた。サッパ船で行く青の洞窟ツアーがあったが、1500円、しかも待機列ができている。パスした。
「サッパ船」のサッパってなんだろうかと思い調べると、諸説あるようだ。笹の葉のような船というのが一番それっぽい気がする。サッパという魚も存在するようだ。
マリンハウスには青の洞窟ソフトが売っていた。味はきっとブルーハワイであっているだろう。「船長は8時から走りっぱなしです。早飯!次の乗船少々お待ち下さい。」乗船アナウンスが面白かった。
ウミネコがたくさん飛んでいて、売店には餌用にかっぱえびせんが売られている。岩の上で休んでいる一羽が飛ぶ瞬間を撮りたくてカメラを構えるが、全然飛ばない。カメラを下ろした瞬間飛んだ時にはため息が出た。
先に進むと海岸が見えてくる。岸辺の石は白くて丸い。持ち帰ることは禁止されている。昔はここへは獣道をかき分けてくるしかなかったそうだ。それを超えてこの白さなら感嘆するのも納得だ。
浄土ヶ浜レストハウスでは、昨日行った魹ヶ崎の到達証明証を販売している。あそこに行かずとも買えるようだが、まぁそれでは意味がない。写真は撮り忘れた。
ひとしきり写真を撮り終え、浄土ヶ浜を後にする。
この後、激混みのマックで写真整理とブログを書き、夕方には目星をつけていた場所にテントを張った。暗くなり何度か不自然な光に照らされたが、何事もなく一日が終わった。
明日も無事でありますよう、気をつけます。