人助け

私は湖が好きです。特に学生時代に住んでいた地方のある湖が好きで、毎年1回はそこへ行きます。数日前に行ってきたのですが、そこで人助けをしました。

 

学生当時、私は困りごとを抱えると夜中にそこへ行っていました。夜景がきれいな、静かな所です。そこへ行けば、答えは見つからずとも気持ちが軽くなる実感がありました。それは今でも変わっていません。今回行ったのもそれが理由です。将来の不安を毎晩感じ、気持ちが滅入っていました。

 

湖は小高い山にあり、峠を超えていかなければなりません。道は東西からの二つ、東から入る道で湖に行きました。月暈ときれいな夜景を見て、0時ごろ西の道で下ろうとしていました。狭路で1台の軽トラとすれ違い際、助けを求められました。車はクラッチ焼きを起こし動かなくなっていました。運がよかったのは、坂を200mほど下ればU字カーブの外側に施設の駐車場があり、そこへ車を移動させられる点でした。

 

こういう時に、何とかしなければと感じてすぐ行動できるようになったのは、前職の運行管理が影響していますね。

運転手の老夫婦に、「私が代わりに運転しますので、後ろで安全確認をお願いしたいです。」と伝えると、おばあさんは了承したのですが、おじいさんはこんな夜中に人様に頼るわけにはと拒否、夫婦が口論を始めました。

 

口論が終わる気がしない。

「それじゃ私が後ろで誘導しますんで、おじいさんはハンドル操作してください。下り坂で道が曲がってるのでゆっくり確実にやりましょう。」

何とかおさまりました。

 

蛇行を繰り返す軽トラを何とか誘導。肝心の駐車場に入る手前の重要なところでハンドル操作を誤りブレーキ、車は勢いが足らず駐車場への乗り上げに失敗。道の真ん中で停止。

 

どうすんだこれ...押すしかない...

 

軽トラは駐車場を背にして、サイドブレーキを解除したら動いてしまいそうな角度で止まっている。やり方を間違ったら車がガードレールへ突っ込んでしまう。私とおじいちゃんで車を押し、おばあちゃんにサイドブレーキを解除するように指示。3人がかりで15m軽トラを押しました。段差を乗り上げる瞬間が一番辛かった。

 

なんとか駐車場には止めれたものの、この後どうするかで夫婦の話がまとまらず。時計を見てみるともう1時少し手前。とりあえず今はこのままにしておいて、明朝施設に電話して事情を話した後にどうすればいいか考えたらと提案して落ち着きました。そして夫婦をご自宅へ送り、ビジネスホテルに戻ったのは1時30分。

 

とっても疲れたけれど。久しぶりに色々な偶然が起こった日となった。翌日は占いにでも行こうかと思っていたけれど、思い入れのある所で月暈と人助け、重なった偶然に遭遇したのだから、恐らく自分で考えていることをやっていけばいいんでないかという答えをだして、ぐっすりと眠りました。翌朝は体がバキバキでした。